Wills Wing社 U2

提供 スポーツ オーパカイト







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スペック/諸元表

U2-145
U2-160
翼面積
13.47m2
14.86m2
スパン
9.54m
10.09m
アスペクト比
6.8
6.8
機体重量
28.6kg
30.8kg
設計吊下重量
64〜100kg
73〜118kg
オーパ推奨体重(装備10kgを前提)
55〜70kg
65〜85kg
ノーズ角(度)
125〜128
125〜128
ダブルサーフェス比
84%
84%
JHF技能証
C級以上
C級以上

オプション

スリップストリームアルミベースバー専用タイヤキット


試乗フライト


(Pilot:Kaneko Photo: 2003/11/2 Shishiku)

2003年5月18日(日)
足尾 北東3m/s 雲量100%

角あり中・上級機のカテゴリーでラミナールやライトスポーツに押されぎみのWills Wingが
一年の歳月をかけ、全く新しいグライダーを生み出した。

それがU2である。

翼形はカーブドチップでタロンを思わせる形状
ラフラインを廃止し、翼内に片翼二本、両翼計四本のスプログを設置
アップライトは流線型後縁部を角型にし持ちやすさを追求
ベースバー組み込み型のタイヤ
など、
Willsが得意とする上質なアルミ部品を随所に使用した作りは
高い品質と堅牢性を感じさせる。

バテン取り付けはスプリングバテンであるが、
非常に軽く簡単に取り付けができる。
カーブチップのはめ込みもたいした力を必要とせず、非力な女性でも簡単に取り付けが可能だ。
VGをOFFとした状態では、セール全体の張りも弱く、セットアップ全工程が楽である。
セットアップ後、VGをフル張るとタロンを思わせるほどセールがしっかりと張り、
空中での性能の高さを期待させる。

足尾で正面3メータほどの風でテイクオフ
最初はWillsらしい軽いテールヘビーを感じさせていたが
走り出しとともに軽いピッチコントロール感が現れ始め、
変なピッチの変化も全く無くきれいにテイクオフ。

リッジ風が山脈をなめている状態で、尾根の角で軽いリフトあり。
尾根の狭い場所でリッジソアリングをスタート。
山際で8の字旋回を繰り返し、リッジに食らいつく。
弱いリフトでのクイックなターンを繰り返すが、
旋回中の変な食い込み・ノーズアップも無くとにかくスムーズに簡単に回ってくれる点は、
中級からでも安心してフライトできる容易さを感じさせる。
とにかく、操縦に関してスムーズであり機体の軽さを感じる事ができた。

VGを軽く張り、ベースバーを引き込み70km/h程の直線飛行に入れる。
ピッチコントロールも軽く軽快に飛ばすことができる。

足尾のショップ上空で高度処理しサイドアプローチでランディング。
フレアーもバカチョンでかかり無事ランディング。
(こりゃタイヤはいらないでしょ)

あいにくサーマルコンディションでのフライトはできなかったが、
中級フライヤーから安心してフライトできるイージーさを確認できた。

また、高速域での伸びはラミナールより高いものがあり、

メーカーサイドのPRトーク

「性能的にはタロンとラミナールの間に位置し、よりタロンに近い性能をもつ」

を紹介してレポートを終わります。

是非、試乗してみてください。


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