第7回 獅子吼ゴールデンカップ2014



大会成績

順位 No 氏名 住所 機体 獲得高度 ターゲット 総合得点
1 2 前田 成人 福井県 U2 0 440 440
2 4 金子 外幸 石川県 ファルコン 70 322 392
3 6 早川 智志 富山県 マストR 0 260 260
4 7 江尻 辰弘 富山県 リラックス 0 250 250
5 8 中臺 啓太 名古屋 ステップUP 33 160 193
6 3 山田 卓哉 福井県 Sting2-XC 0 0 0
6 1 細川 正幸 千葉県 Laminar-R 0 0 0
6 9 大森 康広 富山県 オービター 0 0 0
6 5 湯浅 健司 石川県 マストR 0 0 0


大会レポート

今年より、富山県のつくばねエリアと石川県の獅子吼エリアの両エリアを使用して競技
を開催する事となった。昨年に引き続き台風が接近し、競技開催が心配されたが両エリ
アを使用できる利点を生かしてつくばね会場での競技が成立した。

初日つくばねでは高度獲得とターゲット競技。
全体的にはフォローの風ながらつくばね特有の盆地効果により時折サーマルのブロー
が入り込むコンディションの中、金子選手がテイクオフ。テイクオフ右尾根のサーマルポ
イントを狙うものの北風サイドが入り込みリフトなし。即座に次のポイントの沖合、変電所
サーマルポイントへ移動。見事に読みが的中しサーマルヒット。低い高度から400m程度
ゲインし獲得高度得点をゲットした。しかし、競技委員長と選手兼任の為、「はやく降りな
いと競技が開始できない」っぽいクレーム無線が入り泣き泣きランディングする事となっ
た。その後、次々と選手がテイクオフ。名古屋から参戦した中臺選手はB級生徒ながら
StepUPで執拗に山際の風に絡みながらフライトし、右尾根でサーマルにヒットし本日二
人目の獲得高度得点をゲット。その飛びを後ろから見守るつくばねの鷹こと大森選手は
中臺選手に接近し獲得高度を狙う。小鳩こと中臺選手はサーマルの中で複数の機体と
フライトした経験がなくこの状況に恐れおののく。しかも、山際を攻めすぎた為かロータに
捕まりダイブしてしまった。その姿はまさに鷹に狙われた小鳩。弱肉強食の世界を垣間見
るようであった。

山際で上げることが出来なかった細川、江尻、山田の三選手がランディング上空でダンゴ
状態。安全管理上、誘導を開始。最も高度の低い細川選手にランディング優先権がある
ことを放送した。しかし、突然サーマルにヒットし上げ直す細川選手。やはり大会となると
日頃温厚な細川選手もその飛びは鷲の様であった。

一方、ターゲット競技を見ると耕作の関係で日頃使用していたランディング場と異なる場
所をランディングポイントとした事や地表付近での風が比較的強かった点から中臺選手
を除く全ての選手がかなりのショートランディングであった。福井から参戦したM田選手
はフライト経験豊富ながらつくばねでのフライト本数が少なく、経験値ではなくランディン
グへのアプローチ状況の変化に的確に対応出来ていた結果高得点に結びついたもの
と考えられる。しかし、ランディング競技での着地時の姿勢・安全性についてのルール
の見直しが必要といえた。

大会二日目は獅子吼での競技を予定していたが、台風の接近による悪天候の為、競技中止。

ターゲット競技で高得点を獲得したM田さんが見事初優勝となりゴールデンカップを獲得した。