MOYES GLIDERS

NEW!!

Moyes Litespeed S report

byThomas Weissenberger(オーストリア代表)
プレヨーロッパ選手権が行われたフランス・ミローでは新しいLitespeed Sに関する数多くの信じられないくらいの高い評価を聞きました。ベッチーニョはLitespeed S3・5での初フライトのあと興奮冷めやらぬ様子で新しい機体のすばらしさについて大騒ぎをしていたし、ゲロルフはこのグライダーの魔法のようなハンドリングに大いに満足して楽しんでいました。 ミローではこの2人とファイナルグライドで競い合ったのですが明らかに私の機体より良い滑空比が出ていました。タスク3ではマンフレッド・オレッグ・ゲロルフそしてわたしの4機は残り30kmヘッドウインドのファイナルグライドに入りました。最初はゆっくり目で最後の雲の下を60〜65k/hでドルフィンしながら進みました。15km進んだ先でマンフレッドとゲロルフはまったくのウイングtoウイングで並んでいましたが(信じられない!)私とオレッグはすでに低くなってしまいました。その後スピードアップし異なるコースを進みマンフレッドがグループでは最初にゴールしましたが、新しいライトスピードSとマンフレッドの特別なLaminarMRX14.2の滑空性能が同じレベルにあるということは興味深いことでした。プレヨーロピアンから帰ると私の新しいライトスピードSがスカイラインに届いていて早速その興奮するほどの経験を味わうことに、そしてそれは本当でした。私の新しいライトスピードSはリーディングエッジのバックセクションがカーボン製のもので、ハンドリングがとてもやさしいです。2/3VGでも大してハイサイドする事無く、VG半分では楽勝でコントロールできます。ターンをコントロールするのはとにかく易しく、旋回中はとても安定していますがベースバーからのちょっとしたインプットに正確に反応してくれる理想的なものです。 このことはガーグルの中ですばやく上昇するためにとても役立ちます。そして最も驚くべき違いはなんと言ってもVGフルオンでの直線グライド中のハンドリングがとても安定していることです。私の前のライトスピードはVGフルオンのストレートグライドにおいて時として神経質にコントロールをしなければならないことがありました。速くなればなるほど修正やコントロールが必要でしたし、まっすぐなラインを飛んでいくために沢山の事をしなければなりませんでした。しかしこの新しいSモデルでは直線滑空がとても快適でリラックスでき、このことは長時間フライトの中で大きなアドバンテージになるでしょう。ライトスピードSモデルは直線滑空中に行ってほしい軌跡を自然にたどってくれるのです! 競技パイロットが求める全ての必要条件を満たした完璧な高性能ハンググライダーです。機体の開発の中でこのように大きな進歩はもうないだろうと思っていましたがそれは間違いでした。モイスチームのみんな特にビッキー、スティーブそしてゲロルフ素晴らしい機体をありがとう!!世界選手権が待ちきれません。
Who is Thomas Weissenberger?
トーマスは幼少の頃よりセールプレーンに親しみ18歳からハング開始、21歳のいまオーストラリアチームの中核としてマンフレッドに最も近い存在といわれている。昨年のプレワールドは4位、今年の本戦でも優勝候補の一角として期待されている。スポンサー・Moyes&Skyline