用語/雑学集

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用   語 HG etc 説                  明
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アーベント 夕方になり気温が下がると、日中に森林に蓄えられた熱気が上昇を始める。この上昇風をアーベントと言う。アーベントが発生すると広い範囲が上昇帯となり、ゆれも少なく、のんびりソアリングが出来る。日本海に沈む夕日と赤く染まった手取川を眺めながらのアーベントソアリングはこれまた格別。
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風情報 かぜじょうほう。獅子吼山頂には風向風速計が設置されており、しかも風向と風速が電話でリアルタイムに聞くことが出来る。
07619−3−4495に電話をすると自動音声で風向・風速を知らせてくれる。
電話番号は”サー獅子吼ゴー”と覚えましょう。
カラス カラスはとんびと異なり かなり気が強い。医王山でソアリングしていた富山のハングフライヤーが、フライト中にカラスにつつかれセールに穴を開けられた話は有名である。ハングのセールは丈夫に出来ているので、穴は広がる事無く普通にフライトを続行できたらしい。
行水おじさん 春〜秋、午後4時頃になると獅子吼ランディング場にふらりと現われ、ランディング横の川で行水し、いつのまにか去って行くおじさん。
緊パラ 万が一、ハンググライダーが破損して操作不能となった場合、緊急用のパラシュート(略して緊パラ)を開傘して着地する。獅子吼フライトする場合、必ず緊パラを装備しなければならない。又、1年に一度、緊パラの点検とパラシュートの畳み直しが義務づけられている。パラシュートの点検・畳み直しをリパックと言う。
グライダー小屋 ハンググライダーを一般的な家屋で保管していると いつのまにか物干し竿に変身してしまう可能性が高い。フライヤーで共同管理しているグライダー小屋に保管しましょう。ランディング場近くにあります。
グラハン ハンググライダーの基礎練習。グランド(地上)でハンドリング(ハンググライダーの操作)練習を行う。スタート時の機体の構え方、加速の方法、ベースバー操作、減速停止等、直線飛行に必要な知識をほとんど学ぶ事が出来る。
海岸など安定した強めの風が吹く場所で練習し、走行中に機体を滑空状態に入れる事がポイント。
クロスカントリー ハング競技種目の一つ。離陸地点から着地点までの水平距離を競う。2002年時点でのクロスカントリー世界記録は約700km(USA)、日本記録は195km(茨城)、獅子吼では56km(富山 猿倉スキー場まで)、最近は毎年の様に更新されている。
新たな空域を知恵を駆使して飛びぬけた時の充実感、雄大な景色との出会い、着地後の地元の人々との交流。クロスカントリーこそが究極のスポーツ。エンジンに頼らず、自然のエネルギーを利用して長距離飛行に成功したとき、このスポーツの神秘性に出会う事が出来ます。
コマネチ 獅子吼の山頂は台地となっており、南北両端から2つの尾根が張りだし4合目あたりで一つとなってランディングに続いている。つまりY字型の尾根となっている。地元フライヤーの間では古来よりこのY字の尾根を”コマネチ”と称している。
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サーマルソアリング 日中、太陽光が降り注ぐと地表の温度が上昇、暖められた空気が泡のごとく上昇を始める。この空気の塊をサーマル(熱上昇風)と言う。
サーマルは温度上昇の早い市街地と温度上昇の遅い水田・森林の境界から発生する事が多い。
獅子吼高原では鶴来町が熱源となり山手の森林との境界付近がトリガーポイントとしてサーマルが発生する。
トリガーポイントの一つである朝日町上空100m程でサーマルに入り込むとロープウェイ山頂駅付近を通過し雲低まで上昇を続ける。
サーマルの最も強い時期は温度差が最も高くなる4月頃。この時期のサーマルは上昇率が5m/sec程に達する。
島崎 鶴来街道と北鉄線路との交差点にある食堂。クリームコロッケ定食がお奨め。
スピードラン ハング競技種目の一つ。スキーの滑降競技の如く離陸からゴールパイロン通過までの時間を競う。コース途中には高さ20mの旗門が設置されており機体の一部が旗門より低い位置を通過しなくてはいけない。ハンググライダーの特徴である高速性を間近で見物できるので海外では国際的なトップフライヤーによるレースが盛んに行われている。低空を100km/hオーバでフライトする為危険度が高く国内で開催された実績は無い。
静的練習 ハンググライダーの操作練習方法のひとつ。ハンググライダーとパラグライダーの操縦特性を比較してみると、ハンググライダーはピッチコントロール(機首の上げ下げ)が敏感である。この特徴によりハンググライダーでは高速な飛行が可能となる。しかし、初心者にとってはこの敏感さが操作の習得を難しくしている。当スールでは敏感なピッチコントロールを安全に習得する方法として「静的練習」を取り入れている。北陸の海岸線では8〜10m/sec近い風が吹くが、その風の中でハンググライダーをかまえているだけで対気速度30km/hで飛行している状態を体験する事ができる。練習生は指導員の補助を受けて軽くホバリングしながらハングの操作感覚を覚えていく。止まった状態で練習するのでとてもに安全。しかも指導を受けながら長時間の操作練習が出来るので効率的に操作を習得出来る。なれてくると砂浜を月面飛行士のように2〜3mの高さまでぴょんぴょん飛び跳ねて遊んだりする。ここまで来ればストレス無く初飛行が出来る。
センタリング サーマルを利用して上昇する為には、360°旋回を繰り返し、サーマルの中に留まる必要がある。
360°旋回の中心とサーマルの中心を合わせる事をセンタリングと言い、センタリングに成功するとハングはサーマルとともに空高く上昇する。
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ターゲット 獅子吼のランディング場には、着地の目標として半径25mの丸い円が描かれており、この円をターゲットと言う。
ハングはターゲットの中心を目標にしてランディングする。
草大会ではターゲットの中心を満点として着地精度を競ったりする。
ちーむ風 ちーむかぜ。獅子吼ハンググライダークラブの名称。会費無し。メーリングリストによる情報交換が盛ん。月に一度、草大会を開催している。
ちょい飛び 獅子吼高原は上昇気流に恵まれた地形となっており、西風が入れば通常1〜2時間のフライトを楽しむ事が出来る。
しかし、上昇気流を掴みそこねるとあっという間(4〜5分)のフライトで終わってしまう。
あっと言う間に着地してしまった時は、”ちょい飛びしちゃった”又は”ぶっ飛んだぜ”と言ってヘルメットをぽりぽりかく。
角有り、角無し つのあり、つのなし。ハンググライダーの翼上面には、1m程のアンテナのようなパイプが突き出ており、その先端から四方へワイヤーが延びている。この1m程のパイプをキングポストと言う。1998年フランスのハングメーカ ラムエッティ社は世界で始めてキングポストとそこから延びるワイヤーを排除したハンググライダー TOPLESSを量産しハンググライダ-の性能を飛躍的に向上させた。それ以降、各メーカは競ってキングポストを排除したグライダーを開発、現在に至る。キングポストの無いグライダーを”角無し”、キングポストの付いているグライダーを”角有り”と言う。
デサントバードマンカップ 獅子吼高原で毎年10月に開かれるハンググライダーの全国大会。
デュレーション ハング競技種目の一つ。離陸から着地までの時間を測定し、滞空時間の長さを競う。
ハングは風が良い時は何時間も飛んでいられる、ほとんどフライヤー同士の意地のつっ張り合いとなるので最近はあまり使用されない。
ときお 沢田研二のヒット曲、じゃなくって鶴来町の食堂の名前(さわだ旅館横)。オムライス600円がおすすめ。牛の串焼きはレアステーキなみ。
ドラッグシュート ハンググライダーのランディングを容易にするための補助パラシュート。
とんび 獅子吼高原の上空でサーマルソアリングしていると よくとんびが寄ってきて一緒にセンタリングをする。
とんびはサーマル内をセンタリングして上昇するするので、フライヤーにとってはサーマルの位置を知らせてくれるお友達である。時には2m程まで寄ってきて、一緒にセンタリングバトルをする。ある時、とんびがあまりにも近寄るので試しに「コラー!!」と叫んでみた所 とんび君は翼を畳んで山の中に墜落してしまった。(ゴメン)
彼らは以外と気が小さいのでやさしくしてあげましょう。
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ながた 獅子吼ランディング場横にある焼肉店。リーズナブルかつ美味い。フライト終了後、生中&しろをつつきながら反省会をする事もある。
アウトドア バーベキューの 食材(肉・野菜・ヤキソバ等)・機材(ガス・鉄板・皿・箸等)一式貸出あり。ひとり1000円程で何人分と言えば準備してくれる。 TEL 07619-3-2753
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ハーネス 獅子吼のお客さんから「ハングって鉄棒につかまって飛ぶので大変ですね」なんて言われた事があるが、そんな危険なことはやってません。ハーネスと言うミノムシの袋に入ってリラックスして飛びます。
ハンググライダー 難しく考えず、下記のホームページを開いて"SPORTS/HANGGLIDING"をクリックしましょう。
ヨーロッパのポカリスエット Redbull
みた?かっこいいでしょ。あれほどかっ飛ばなくても大丈夫。のんびり・まったりと飛ぶ事も出来ますので御安心ください。
VG ぶいじー。フライト中にセールの張り具合を変えて飛行特性を変化させる上級者向けの装置。コントロールバーについているVGロープを引っ張ったりゆるめたりしてセールの張りを変化させる。サーマルソアリング中はセールをゆるめて微妙なコントロールを行い、遠くへ飛ぶ時はセールを張って滑空性能を高めて飛ぶ。
フォロー 離陸地点で後ろから風が吹いている状態をフォロー、正面をアゲンストと言う。獅子吼では北東〜南東の風がフォロー。
ハンググライダーが離陸する為には、翼に正面からの風を受けなければならない。
風が後ろから吹いていると いくら走っても翼に正面からの風を受けれないので離陸に失敗する可能性が高い。
風呂部 当スクールの部活の一つ。悪天候で飛べない日に露天風呂・銭湯めぐり行う。
ブロッケン現象 サーマルソアリングで高度を上げて行くと雲の底に到達する。そのままでいると雲の中に入ってしまうのでサーマルから離れて次の雲へ向かって進んで行く。雲の底の高さは場所によって異なるのでいつのまにか雲の上を飛ぶ事もある。そのような時、雲にハンググライダーの影が写りその影の回りにいくつもの虹の輪ができる。この虹が発生する現象をブロッケン現象と言う。まるでお釈迦様に出会った気分になれる。
ほうらい祭り唄 鶴来の秋祭り「蓬莱祭り」で歌われる唄。正調と青年団向きの替え歌があり、神輿を担ぐときは替え歌を歌わなければならない。あの唄を歌いながら゛腰が切れる゛ようになれば一人前の鶴来町民と言える。かつてNHKが取材したが放送禁止となった。
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マントーイング ハンググライダーをロープで牽引して平地から離陸する事をトーイングと言う。トーイングロープの牽引には、ウインチ・モータハング等が使用されるが、人力で引く事をマントーイングと言う。海岸の安定した8m程の風の中でトーイングロープを軽く引くと1mほどの高さに浮く事が出来る。
南高圧 みなみこうあつ。獅子吼高原のテイクオフ地点から南3km程の地点に東西に延びる高圧線を南高圧、北2km程の地点に東西に延びる高圧線を北高圧と呼んでいる。
獅子吼のスクール生はインストラクターの無線誘導を受けながら南高圧と北高圧の間で練習飛行を行う。
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翼端失速 よくたんしっそく。ハンググライダーの翼の両端を翼端と言う。翼端の空気の流れが悪くなり翼端部分のみ失速した状態を翼端失速と言う。旋回中は旋回内側の前進速度が低下するので、内翼の翼端失速が発生しやすい。
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ランディング場 着陸場所をランディング場と言う。獅子吼は獅子吼高原ロープウェイ山麓駅の近く(北西1km程)にハング・パラ共用のランディング場がある。駐車場・トイレ完備。
リッジソアリング 風が斜面に当たると、風は斜面に沿って這い上がり上昇気流となる。この上昇風に乗ってソアリングする事をリッジソアリングと言う。獅子吼の山並みは西向きの斜面となっているので西風が吹くとリッジソアリングが出来る。
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若竹 わかたけ。鶴来線 鶴来駅横のお好み焼き店 安くてボリュームがある。昼食時にフライヤーがよく利用する。若竹定食がおすすめ。