入門 | A級 | B級 |
a.基礎知識 b.技能証 |
a.機体を持つ b.初めてのテイクオフ c.テイクオフ d.直線飛行 e.ベースバーでの操作 f.着地の準備 |
a.始めての旋回 b.始めての90°旋回 c.180°以上の旋回 d.セーフティランディング e.着地点の判断 |
C級 | P証 | クロカン |
a.最良滑空比 |
a.サイドアプローチ |
a.ポーラカーブ式の活用 b.着地点の風向判断 c.連続性 |
ステップ1 | 機体を持つ |
ステップ2 | 平均台上の3歩 |
ステップ3 | 全開加速の4歩 |
ステップ4 | 空中へ |
ステップ | ピッチコントロールの 支点/力点 |
解 説 | ||
(ステップ1) 機体を持つ |
支点:肩 力点:指の間 |
1.コントロールバー内でかがみこみ胸、背筋を伸ばして前方を見ながらゆっくりたちあがる。 2.肩がアップライトに後頭部がコントロールバージョイント部に当たる。 3.腕をアップライトに沿わせヒジから手首にかけてアップライトを包み込み人差し指と中指の間でアップライトをクランプして肩を水平基準としてゆっくりたち上がる。 4.再度、胸を張る。肩がアップライトを押し付け機体の水平固定が完了。 |
||
支点:肩 力点:指の間 |
風の影響で、右片翼が持ち上げられたときはノーズを右へ左片翼が持ち上げられたときはノーズを左へ向けると機体が風に正対し、水平のバランスがとれる。 | |||
(ステップ2) 平均台上の 3歩 |
支点:肩 力点:指の間 |
機体に全く浮力の無い状態 機体の水平を保ちながら,真っ直ぐ,ゆっくり歩いて機体に初速をつける。 このステップでバランスを崩したときは即座にテイクオフを中止しましょう。 |
||
(ステップ3) 全開加速の 4歩 |
支点:ヒジ 力点:指の間 |
前傾姿勢を強めながら機体を加速。 機体に浮力が発生し肩から機体が外れる。 支点をヒジ内側に切り替え前腕で機体を保持してさらに加速。 このステップでテイクオフを中止することはほぼ不可能です。 |
||
(ステップ4) 空中へ |
支点:スイングライン 力点:グリップ位置 |
前傾姿勢・機体浮力が強まりスイングラインが張ってウエイトシフトが効き出す。 |
||
支点:スイングライン 力点:グリップ位置 |
離陸直後、アップライト操作からベースバー操作に切替えて軽く加速。 ロールコントロールが効き始める。 |
a.ポーラカーブ式の活用
フライトコンピュータ搭載バリオを使用すると、自分の機体のポーラカーブ式(対気速度に対する沈下率)を得ることが出来ます。
クロスカントリーに出る前にこの式を使ってコンピュータ上でクロスカントリーのシミュレーションを行いましょう。
下記の式はグッケンモス社RCSの特性式で獅子吼でフライトしながら蓄積されたデータを
バリオ付属のコンピュータソフトで吸い上げる事により求められた物です。
この式を使い獅子吼から富山医王山間をノンサーマルでクリアする条件を求めた所、
西4mで獅子吼スタート高度を海抜1800m、対気速度を約44km/hとすればクリア出来る事が判ります。
理論的な確信をもって未知のエリアへチャレンジする。これもハングの醍醐味のひとつでしょう。
最近では獅子吼スタート高度を海抜1600mまで落として成功しています。
日常的に獅子吼と富山のエリアを行き来する時代が来るかも知れませんね。
ポーラカーブ式の取得方法と活用方法については当校クロスカントリーコースで詳しく説明致しますので是非御入校下さい。
[RCSポーラ式]
wd:コース上の正対風成分
t:0〜1.0
前進速度 =
9.431*(1-t)*(1-t)
+16.121*2*t*(1-t)
+19.919*t*t
- wd;
沈下速度 =
-1.073*(1-t)*(1-t)
-0.977*2*t*(1-t)
-3.249*t*t;
滑空比 = -前進速度/沈下速度;
[ポーラカーブ]