JHF ハンググライディング C級練習生技能証

1.C級技能
単独にてハンググライダーを操縦し、左360度旋回および右360度旋回を行う技能及び指定された着陸地帯に着陸する技能を修得する。


2.練習生
ハンググライディングB級技能証を有する者。


3.練習
成功飛行回数50回以上、合計飛行時間10時間以上。
1回30分以上のリフト内飛行を3回以上

4.実技科目

1 機材取扱い(緊急パラシュートの装着及び使用法の理解・シミュレーションでの放出)
2 フライトプラン(上空でのタスクとアプローチの方法)
3 飛行準備(機体、装備品、その他の用意と安全性の点検、確認)
4 周囲警戒(空中および地上の安全確認、他機警戒)
5 テイクオフ(補助者付きのテイクオフ)
6 リフト内での飛行
7 最小沈下速度での飛行(直線飛行、緩旋回飛行、正常飛行への回復)
8 高速飛行(直線飛行、緩旋回飛行、正常飛行への回復)
9 180度旋回左右連続(3回連続、開始、切替、停止方向の一定)
10 クロスウインド飛行
11 360度連続旋回(開始方向と停止方向、持続操作)
12 軽い失速及び回復(直線飛行中)
13 ソアリング要領(リフト内での旋回、失速に対する注意・合計1時間以上)
14 正確なアプローチとランディング(8字旋回高度処理、半径25m以内)
15 機体および装備品の保守・点検
16 C級技能証総合科目 (9,11,13,14)
習得判断基準 3回成功した場合に各種目を習得したものとみなす


5.学科科目

[ハンググライダー&装備]
1 デザインの要素(上級機の特徴)
2 メンテナンス
3 計器(昇降計、高度計、速度計、コンパス、バログラフ)
4 服装と装備U(高高度飛行のための)

[パイロット]
5 管理
6 身体的要素

[空気力学]
7 失速U(旋回中、加速、リフトの中、突風、乱気流)
8 スピン、スパイラル、横滑り、スリップ
9 ポーラカーブ(失速、最小沈下、最良滑空、最高速度)
10 風の効果(ベンチュリー効果)
11 翼端流(アスペクト比、地面効果)

[気象学]
12 突風、乱気流、リフト、風下、ウインドシアー、サーマル、変化、
13 サーマルT(乱気流、雲、温度)
14 雲T(積雲、積乱雲、レンズ雲)
15 気団と前線(寒冷前線と温暖前線)
16 ウエーブ(乱気流、場所、雲、温度)
17 サーマルU(メカニズム、発生から消滅、利用法)
18 寒冷前線(メカニズム、危険性、兆候)
19 雲U(フライト条件)
20 天気予報

[ルールと規則]
21 空域と他の航空交通(管制空域と空港・その他の空域)
22 情報
23 その他の規則

[実際の飛行と安全]
24 フライトプラン(計画にそったフライト)
25 危険&緊急の状況(技術不足のテイクオフ・クラッシュ・エマージェンシーランディング、標高1500m以上でのテイクオフ・ぎりぎりの演習・緊急動作・慣れない状態・身体と精神の要素・パイロットマナー不足・めまい・緊急時の演習・事故)
26 ツリーランディングの対処
27 クロスウインド飛行(偏流修正飛行)
28 ソアリング


6.ハンググライディングC級練習生技能証検定試験

1 実技検定科目試験 (実技科目の4,9,10,11):3回の成功飛行を行った場合、各科目を修得した物とみなす。
合格基準:安全に試験科目を実演すること。

2 学科検定科目試験:学科検定試験問題(口頭可)に合格すること
合格基準:正解率70%以上


7.ハンググライディングC級練習生技能証の効力
ハンググライディングC級練習生技能証を有する者は、ハンググライディング教員又は助教員の監督を受ける場合及び、ハンググライディング教員又は助教員からその監督を依頼されたハンググライディングパイロット技能証を有する者の監督を受ける場合に、その習得した技能の範囲で飛行を行う事が出来る。


−以上−


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